古着について徹底解説!古着のジャンルから人気の理由まで!

ファッション

この記事では、ファッションや古着の魅力や情報を元古着屋店員、そしてバイヤーとしても働いておりました私ゴンザレスが独自の視点で解説いたします!

最近流行りの古着って何?ファッションは正解が無くて不安という方にもわかりやすく解説いたしますのでぜひ最後まで読んでみてください!

【古着の定義】古着ってなに?

まずはじめに、「古着ってそもそも何?」という方もいらっしゃいますよね。

「中古品は全て古着なの?」「ヴィンテージってなに?」

まずはおおまかな古着の定義や分類について知っておくだけで古着・ファッションがもっと楽しくなっちゃいます!

古着にはまず代表的な分類が4つありますので詳しくわかりやすく解説していきます!

リユース古着/ユーズド古着

第一に『リユース古着』や『ユーズド古着』と呼ばれるものがあります。

これは中古衣料品のことを指します。主にフリーマーケットやリユースショップで販売されているものですね。

この『リユース古着』、『ユーズド古着』は誰かが使用した衣料品であれば該当する為、例えば有名ハイブランドの服やファストファッションブランドのアイテムもこれに該当します。

この『リユース古着』、『ユーズド古着』のメリットはとにかく価格が安いことです。

一般的に一度、人の手に渡ったものですから、やはり新品で買うよりかなりお得に買えてしまいます。

保管や使用状況により状態の差はあるものの、発売されてからそれほど時間が経っていない人気だったアイテムが新品定価の半額以下で買えちゃうなんてことも!

また最近はリユースショップもオンライン販売に力を入れており状態に関して細かな区分を設けたり商品説明を丁寧にすることで『買ってみたら破れていた…』、『よく見たら汚れていた…』などということも少なくなってきています!

色んなリユースショップを巡ったり、オンラインサイトを覗いてみたり、はたまたフリーマーケットのようなイベントに足を伸ばしてみたり!

お宝探し感覚で楽しめちゃうんです!

インポート古着

次に『インポート古着』が挙げられます。

このあたりが最もポピュラーで人気の古着ジャンルと言えるでしょう。

主にアメリカやヨーロッパなど、海外で着用されていたアイテムを輸入、買い付けしてきて私たちの手に渡るアイテムのことを指します。

元々海外で海外の人たちに向けて販売されていたこともありサイズが大きめだったり、色使いやデザインが特徴的だったりします。

またこの『インポート古着』の中には1980年代から1990年代に作られたアイテムも数多く含まれており、他の人と被りにくいことも特徴です。

値段も次に紹介する『ヴィンテージ古着』などに比べれば安く、人と被らない服を安価で沢山買いたいというオシャレさんにおすすめです!

ヴィンテージ古着

三つ目に、『ヴィンテージ古着』というのが挙げられます。

これは「年代がかなり経過しており一定の価値があるとされている衣料」をヴィンテージとして取り扱っています。

かなり大雑把な括りになっていますよね(笑)

そうなんです。このヴィンテージに関しては明確な区分やルールがないのです。人によっては「90年代以前のアイテムはヴィンテージだ」と主張する方や「60年代以前でないとヴィンテージとは呼べない」などという方もいます。

ただ筆者の個人的な感覚では近年高騰の一途を辿る『ヴィンテージ古着』はやはり1960-1970年代以前かなと思います。

このくらいの年代を契機に天然繊維の生産方法や作業工程が変わったり、服に対しての価値観も大きく変わって行くことが理由として挙げられます。

またこのジャンルには根強いマニア層もおり、アイテムによっては服一着で100万円を優に超えてきたりもします。

また米国で生産、着用されてきたヴィンテージを指す『アメリカヴィンテージ』やヨーロッパで生産、着用されてきたヴィンテージを指す『ユーロヴィンテージ』など様々な種類があり奥深い歴史や趣を嗜むことができます。

このジャンルは中々足を踏み込みにくい世界ではありますが興味がある方はぜひ自分だけの一着を探しに行ってみましょう。

デッドストック古着

最後に紹介するのは『デッドストック古着』と呼ばれるジャンルです。

今まで並べたものは単純に人の手に渡ったもの、つまり使用済みの服になります。

しかしこのジャンルは違います。何十年と新品未使用のまま眠っていた服たちになります。

「中古服に抵抗があるけど古い服に興味がある」という方達にぜひオススメしたいのがこのジャンル。

当時使われていた工場や保管していた倉庫、一般家屋などから新品で出てきたものを古着ディーラーを通してバイヤーが買い付け、日本の古着屋に並びます。

『デッドストック古着』の魅力はなんといっても『状態』と『自分だけの経年変化を楽しめる』という点でしょう。

新品で保管されてきたものなので状態がいいのは当然ですし、他の古着ジャンルと違い未使用品なのでその服を着続ける事で起きる経年変化やアジは自分だけのもの、「唯一無二の服」を味わえる事でしょう。

デニムを『育てる』と表現する人がいるようにこのデッドストック古着を収集し育てる愛好家の方々もたくさんいます。

それだけ奥深い世界、ぜひあなたも一歩足を踏み入れてあなただけの一着を育ててみませんか?

【古着の魅力】 なぜ流行っているの?

ここでは、古着のおおまかなジャンルを理解したあなたに、なぜそこまで古着が流行っているのか?魅力を教えてほしい!

そんなあなたにぜひ読んでもらいたい古着の魅力を4点にググッとまとめました!

唯一無二である点

古着はそもそもその服が作られてから数年から数十年、さらには100年経っていたりするものもあります。

そして昔は今のような『大量生産・大量消費』な時代でもありませんでした。

つまり生産数もそもそも少なく、長い時間が経っている為、全く同じアイテムというのが少ないのです。

もちろん探せばゼロということはないかもしれませんが、街中で人と被ることはほとんどないでしょう。

人と被るのが嫌いな個性的なオシャレさんに古着が愛されているのがこの点といえるでしょう。

経年変化・味(アジ)を楽しむ

『デッドストック古着』の項でも紹介しましたが古着には色落ちや細かなダメージや破れまでもアジとして受け入れる文化があります。

自分で『育てる』のを楽しむ人もいれば、自分好みなダメージ感や色の落ち感(フェード感)を探して運命的な出会いを楽しむ人もいます。

ダメージの入り方一つを取っても、意図的にハサミを入れて作られたダメージなのか、それとも当時の使用用途を鑑みて偶発的にできたダメージなのか

また色の落ち方でも、漂白剤を使用した意図的な脱色なのか、それとも洗濯機や乾燥機の使用で落ちたものなのか、はたまたアメリカなどの強い太陽の日差しなどで焼けたもの(サンフェード)なのか…

そんな『服の個性』を楽しむことができるのも古着の魅力でしょう。

素材の良さ

皆さんは服を買う際に品質表示タグを見ていますか?

コットンやウール、ポリエステルなど服の素材が書かれているあのタグのことですね。

古着の素材がいいってどういうこと?と思うかもしれません。実は昔と現在とでは同じ素材を使っていてもそのクオリティが昔のが高かったと言われているんです。

それが顕著に表れているのがウールやコットンなどの天然繊維だと言われています。(天然繊維とは主原料が天然素材のものでコットンやリネンなどの『植物繊維』とウールやカシミアなどの『動物繊維』の2種類に分けられます。)

これは古着好きのポジショントークだと思われがちですが、そんなことないんです。

そこには経済的側面と設備などの環境的側面などが挙げられ、服にお金をかけて一着を大事に着る時代があったということです。またその為に素材の生産者側の立場の人間も量より質を優先して生産していたのです。

詳しくはこちらをご覧ください。

そんな経緯から素材の良し悪しに敏感な服好きにも愛されているのが古着ということになります。

値段が安い

ここはシンプルに値段の安さも魅力のうちの一つと言えます。

もちろん、ヴィンテージの希少なアイテムとなれば値段も跳ね上がりますが、一般的に現行で同程度のクオリティのアイテムを買おうとしてしまうと高くつくことがほとんどだと思います。

また一番初めに紹介した『リユース古着』や『ユーズド古着』であれば安くて100円くらいの超安価な値段から可愛い服を買えたり場所によってはグラム単位の量り売りをしているお店だってあるんです!

また現在では古着屋の数も増えていたりジャンル毎に古着屋の中でもカテゴリーの棲み分けがなされていたりして、気軽に買えるのも嬉しいポイントです。

おわりに

今人気の古着!今回この記事でその魅力が伝わったでしょうか?

ここまで大きなブームになっているのは様々な魅力があるからなんですね。

また古着にまつわる記事もどんどん更新していきますのでブログのチェックどうぞよろしくお願いいたします!

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